動画のコマ送り・連続再生・速度変更ができるフリーソフト「MPC-HC」が超便利!

動画のコマ送り・連続再生・速度変更ができるフリーソフト「MPC-HC」が超便利!

今回は、私が愛用しているフリーソフト「MPC-HC」をご紹介します。

MPC-HCは、非常に多機能なメディアプレーヤーです。動画のコマ送り・連続再生・速度の変更などが行えるので、そういった機能付きのフリーソフトをお探しの方は必見です!

MPC-HCとは?

MPC-HC(正式名称:Media Player Classic – Home Cinema)は、多機能ながら軽快に動作するのが特徴の、Windows用メディアプレーヤーです。UIがシンプルなので、パソコン初心者にも直感的に操作することができます。

主な対応フォーマット
WAV/MP3/FLV/MP4/AVI/WMV/WebM/DVD/CD

主な機能

  • コマ送り
  • 複数動画の連続再生
  • 再生速度の変更
  • 動画のスクリーンショットの保存
  • 再生位置のお気に入り登録
  • 常に手前に表示

MPC-HCのインストール

MPC-HCのダウンロードページ
https://osdn.jp/projects/sfnet_mpc-hc/

お使いのパソコンが32bitの場合は「MPC-HC.最新バージョンx86」を、64bitの場合は「ダウンロードファイル一覧」⇒「MPC HomeCinema – x64」の順にクリックし、「MPC-HC_最新バージョン_x64」をダウンロードしてください。

インストーラ版をダウンロードした場合は、実行(exe)ファイルを起動し、以下の手順に沿ってインストールを行ってください。

MPC-HCのインストーラー

「日本語」を選択して「OK」をクリックします。

MPC-HCのインストール画面

「次へ」をクリックします。

MPC-HCのインストール画面

使用許諾契約書を読み、「同意する」を選択して「次へ」をクリックします。

MPC-HCのインストール画面

MPC-HCのインストール先を指定します。特にこだわりがなければデフォルトのままで良いでしょう。そのまま「次へ」をクリックします。

MPC-HCのインストール画面

コンポーネントもデフォルトのままでOKです。そのまま「次へ」をクリックします。

MPC-HCのインストール画面

プログラムグループの指定もデフォルトのままでOKです。そのまま「次へ」をクリックします。

MPC-HCのインストール画面

追加タスクの選択もデフォルトのままでOKです。そのまま「次へ」をクリックします。

MPC-HCのインストール画面

設定を確認し、「インストール」をクリックします。

MPC-HCのインストール画面

インストールが終わるまで待ちます。

MPC-HCのインストール画面

「完了」をクリックしてダイアログを閉じます。すぐにMPC-HCを起動したい場合は、「MPC-HCを実行する」にチェックを付けてから「完了」をクリックしましょう。

MPC-HCのインストール画面

MPC-HCの使い方

メインのメディアプレーヤーとして使う

音声・動画ファイルの場合

音声・動画ファイルをダブルクリックしたときMPC-HCで再生する方法です。

「表示」⇒「オプション」の順にクリックします。

MPC-HCの操作画面

「ファイル形式」⇒「管理者として実行」の順にクリックします。

「オプション」ダイアログ

「すべてのファイル形式に関連付けます」「オーディオファイル形式にのみ関連付けます」「ビデオファイル形式にのみ関連付けます」のいずれかをクリックし、「既定のプログラムに設定」をクリックします。

「オプション」ダイアログ

MPC-HCで開きたいファイルの種類にチェックを付け、「保存」をクリックします。

プログラムの関連付けを設定する

「OK」をクリックしてすべてのダイアログを閉じます。

DVD・CDの場合

DVD・CDを光学ドライブに挿入したとき自動的にMPC-HCで再生する方法です。

「表示」⇒「オプション」⇒「ファイル形式」⇒「管理者として実行」の順にクリックします。

「自動再生」の項目の「DVD」「音楽CD」にチェックを付け、「適用」をクリックします。

「オプション」ダイアログ

「OK」をクリックしてすべてのダイアログを閉じます。

コントロールパネルを開き、「ハードウェアとサウンド」⇒「自動再生」の順にクリックします。

コントロールパネル

ハードウェアとサウンド

「すべてのメディアとデバイスで自動再生を行う」にチェックが付いていることを確認します。

自動再生

「DVDムービー」「オーディオCD」のプルダウンリストから、それぞれ「DVDムービーの再生(Media Player Classic)」「音楽CDの再生(Media Player Classic)」を選択し、「保存」をクリックします。

自動再生

メインのメディアプレーヤーとして使わない

メインに使うメディアプレーヤーが別にあり、MPC-HCを既定のプログラムに設定したくない場合は、MPC-HCを起動し、以下の手順で再生したいファイルを選択します。

音声・動画ファイルの場合

「ファイル」⇒「クイック再生」の順にクリックし、ファイルを選択します。

MPC-HCの操作画面

ファイルをMPC-HCにドラッグ&ドロップでも再生可能です。

DVD・CDの場合

「ファイル」⇒「ディスクを開く」の順にクリックし、ドライブを選択します。

MPC-HCの操作画面

コマ送り

右端のボタンをクリックするか、[Ctrl]+[→]を押します。

MPC-HCの操作画面

複数動画の連続再生

ファイルを指定して再生

別々の場所に保存してあるファイルを連続再生する方法です。

「表示」⇒「再生リスト」をクリックします。

MPC-HCの操作画面

ボックスの中に連続再生したいファイルをドラッグ&ドロップします。ファイルは上から順に再生されます。順序はドラッグ&ドロップで入れ替え可能です。再生リストは左側の棒線部分を掴み画面外にドラッグ&ドロップすることで切り離すことができます。

MPC-HCの操作画面

MPC-HCの操作画面

同じフォルダ内のファイルを再生

同じフォルダ内に保存してあるファイルを連続再生する方法です。

毎回ではなく一度だけ連続再生したい場合は、「再生」⇒「再生終了後の動作」⇒「フォルダ内を順次再生する」を選択します。

MPC-HCの操作画面

MPC-HCの操作画面

常に同じフォルダ内のファイルを連続再生したい場合は、「表示」⇒「オプション」⇒「再生」の順にクリックし、「再生終了後の動作」の項目で「フォルダ内を順次再生する」を選択します。「適用」⇒「OK」の順にクリックし、ダイアログを閉じてください。

「オプション」ダイアログ

再生速度の変更

「再生速度 遅く」(左)を押すとスロー再生(0.50/0.25/0.13)になり、「再生速度 速く」(右)を押すと倍速再生(2.00/4.00)になります。

MPC-HCの操作画面

動画のスクリーンショットの保存

撮影したいシーンで一時停止し、「ファイル」⇒「画像を保存」の順にクリックします。

MPC-HCの操作画面

再生位置のお気に入り登録

お気に入りのシーンで一時停止し、「お気に入り」⇒「お気に入りに追加」の順にクリックします。

MPC-HCの操作画面

「OK」をクリックします。

「お気に入りの追加」ダイアログ

登録したものは「お気に入り」から選択できます。クリックすると登録した位置から再生がスタートします。

MPC-HCの操作画面

不要になったお気に入りは、「お気に入り」⇒「お気に入りの整理」から削除することができます。

常に手前に表示

「表示」⇒「手前に表示」の順にクリックし、「常に」を選択します。「作業をしながら動画を見たい」という場合に設定すると良いでしょう。

MPC-HCの操作画面

MPC-HCの操作画面

おわりに

MPC-HCは、動画のコマ送り・連続再生・再生速度の変更のほかにもさまざまな機能が備わっています。ほとんどの音声・動画ファイルに対応していますし、シンプルなUIで直感的に操作できます。まだしっくりくるメディアプレーヤーに出会えていないという方は、MPC-HCの導入を検討してみてはいかがでしょうか。個人的にはすごくおすすめです!

以上、無料のメディアプレーヤー「MPC-HC」についてでした。