郵送準備をするとき、宛名や差出人を書くのって面倒じゃないですか?
しかも、うっかり書き間違えて封筒を無駄に消費してしまったりしますよね(つい最近やらかした人)。
今回はそんな郵送準備の際の手間や失敗をなくしたいと思っている方向けに、Wordでの宛名ラベル・差出人ラベルの作り方をご紹介します。
あらかじめラベルを作っておけば、あとは切って貼るだけなので時短&失敗なしですよ!
12面と20面のテンプレートの配布もあるので、「いちから自分で作るヒマはない!」という方はぜひ活用してくださいね。
Wordでの宛名ラベル・差出人ラベルの作り方
それでは早速Wordでの宛名ラベル・差出人ラベルの作り方をご紹介します。工程は全部で3つです。Wordを起動したら、以下の手順で進めてみてください。
STEP1)ラベルの枠組みを決める
まずはラベルの枠組みを決めましょう。
「差し込み文書」>「差し込み印刷の開始」>「ラベル」を選択します。
「新しいラベル」を選択します。
ラベル名~用紙サイズを設定して「OK」を選択します。
- ラベル名:データの名前
- 上余白:用紙の上からラベルまでの間隔
- 横余白:用紙の左からラベルまでの間隔
- 垂直方向の感覚:ラベル同士の縦方向の間隔(「0」なら縦方向に隙間なし)
- 水平方向の間隔:ラベル同士の横方向の間隔(「0」なら横方向に隙間なし)
- ラベルの高さ:一つのラベルの高さ
- ラベルの幅:一つのラベルの幅
- ラベル数(横):用紙1枚につき横方向に何枚のラベルを印刷するか(列数)
- ラベル数(縦):用紙1枚につき縦方向に何枚のラベルを印刷するか(行数)
- 用紙サイズ:印刷する用紙のサイズ
上余白と横余白は「0」にしてしまうと枠線がうまく印刷されないので「5」くらいにしましょう。
「OK」を選択します。
警告文が表示されますが、構わず「OK」を選択します。
これでラベルの枠組みの完成です。
STEP2)宛名・差出人を入力する
枠組みが完成したら、次に宛名・差出人を入力します。
左上のラベルから入力しましょう。
全部同じ文字サイズにするよりは、項目によって文字サイズを変えたほうが見やすいです。
ちなみに私は郵便番号・住所を「11」、特記事項を「12」、名前を「14」にしています。
「折り曲げ厳禁」「確定申告書在中」などの特記事項は、赤文字・右寄せにするのがおすすめです。
同じ宛名・差出人を繰り返し入力するには?
同じ宛名・差出人を繰り返し入力したいときは、単純にコピペでもOKですが、量が多い場合は「複数ラベルに反映」を使うと便利です。
左上のラベルに入力したら、「差し込み文書」タブ>「複数ラベルに反映」を選択します。
すると、残りのラベルに左上に入力した内容が反映されます。
ただ、このままだと≪Next Record≫が邪魔です。なのでこれを削除しましょう。
まずは、画面上の≪Next Record≫をコピー([Ctrl]+[C])します。
次に「ホーム」タブ>「置換」を選択します。
「検索する文字列」にコピーした文字列をペースト([Ctrl]+[V])し、「すべて置換」を選択します。
以下のようなダイアログが表示されるので「はい」を選択します。
続いて以下のようなダイアログが表示されます。こちらも「はい」を選択します。
「完了しました」というダイアログが表示されたら「OK」を選択します。
≪Next Record≫がきれいに削除されました!
STEP3)枠線に色をつける
最後に切り取りやすいよう枠線に色をつけましょう。
Word操作時はガイドが見えているのでラベルとラベルの境界がわかりやすいですが、このガイドは印刷されません。なので、このまま印刷するとどこを切ればいいのかわからなくなってしまいます。
ですから、この作業は地味に大切です。
枠線に色をつけるのはとっても簡単。「テーブルデザイン」タブを選択し、ペンのスタイル・太さ・色などを適宜変更してから、ガイドをドラッグするだけです。これを全部のガイドに対して行います。
ちなみに私はペンの色だけ薄いグレーに変更して枠線を引いています。スタイルや太さは初期設定から変えていません。
以下のように全てのガイドに色がついたら完成です(以下はわかりやすいよう赤で線を引いています)。お疲れ様でした!
12面・20面のテンプレートを無料配布します!
ここまで宛名ラベル・差出人ラベルの作り方をご紹介しましたが、今回は12面と20面のテンプレートをご用意しています。忙しくて時間がない方は以下のテンプレートをダウンロードしてご活用ください!
なお、どちらもA4用紙サイズで作っています。
12面は一つ一つのラベルが大きいので宛名向き、逆に20面は一つ一つのラベルが小さいので差出人向きです。
まとめ
今回はWordでの宛名ラベル・差出人ラベルの作り方をご紹介しました。
宛名ラベルを作るのは難しそうに見えて意外と簡単。一度覚えてしまえば誰でもサクッとできてしまいますよ。
持ち物に貼る名前シールにも応用できますので、ぜひこの機会に作り方を覚えてみてくださいね。
↓こういうシール用紙に印刷すれば糊付けの手間も省けますよ。